海外旅行、自力旅情報。シリア難民問題続報! 逃げる移民を蹴った女性カメラマンを、世界が許せないと怒りの声を上げています!! [海外情報・ニュース・世界情勢など]
出典:http://www.afpbb.com
ハンガリーのセルビア国境付近で、警察から逃げる移民らに足を引っ掛けて転ばせたり、倒れる彼女を蹴る女性カメラマンを写した映像が、世界中で許せないと怒りの声を上げています。
女性カメラマンのペトラ・ラースロー(Petra Laszlo)さんの行為をめぐる写真や映像、コメントなどを掲載する為Facebookにおいて「Wall of Shame(恥の壁)」というページが立ち上げられ10日午後までに3万件以上の「いいね!」がつけられ、書き込みを行ったユーザーのコメントでは「あなたは、自分の職業の面汚しだ」など痛烈な批判が投稿されているそうです。
映像は、8日夜にソーシャルメディアによって拡散し始めました。(下がその「Wall of Shame(恥の壁)」の画面です)
この出来事はセルビアの国境近くの村ラスロで移民集合地点で数百人の移民が警察の包囲網を突破したと気に起きたようです。
その時、撮影していたこの女性カメラマンは走る少女の足にわざと足を引っ掛け倒そうとし、倒れた少女を少なくとも2回は蹴るなどした模様。
これを傍で撮影した動画や写真が共有され、瞬く間に彼女の凶行を許せないと世界が声を上げたものです。
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ハンガリー南部でロスケの移民集合場所から規制線を突破し、線路上を歩く難民らを制止する警官たち。
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規制線を突破した難民らを説得する警官たち。
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規制線を突破した群集を見た彼女が少女に足を掛ける場面。映像の1コマ。
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また彼女は子供を抱きかかえた父親の足も引っ掛けて転ばし蹴りつけようとしていた。
この女性カメラマンが所属していたのは反移民を掲げるハンガリーの極右政党 Jobbikpartyとのかかわりの深いN1TV。
その為、移民の人々を蹴るなどという正気とは思えない行動を取ったのかもしれません。
私も昨日このニュースを見たとき、あまりの怒りに何故だか涙が溢れ、彼女を罵倒せずには居られませんでした。
主義主張がそれぞれあるかも知れません。
しかし、それによりその場にジャーナリストとして立っていた人間が、戦争を逃れて逃げてきた人々を、直接妨害するような事をして良い訳がないのです。
人として生まれてきた生死を越えて逃げ延びようとする人々に、人としてよくそんな非道な事が出来るのかと、激しく怒りを覚えました。
しかし、世界の彼女への動きを察知したのか8日、同TV局は「受容出来ない程のマナーの悪い振る舞いをした」という理由で彼女を解雇したとニュースが入って来ました。
世界はこのシリアやアフガミスタンなどの現状に手を差し伸べようと思う人々だけでは無いという現実だと思い知らされる出来事でした。
あと、フランスのオランド大統領が移民の受け入れを24,000人にする事を検討していると表明しましたね。
まだEU諸国での足並みは揃わない状況は続いているようですが、少しでも前進できる方向へ進む事を祈ります。
短いですが、続報をお届けしました。
まだまだ問題の解決への道は長そうです。では……。
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