「子を叱るのは親の責任」世界遺産の神社に置き紙 ネットに共感の声、書いた神職の思いとは

【写真】神社に置かれた紙の全文。「〝お客様は神様〟の自論は通用しません。本当の神様は目の前に…」
出典：http://www.sankei.com/


世界遺産にも登録されている京都の「宇治上神社」。この神社が作った参拝者向けの紙が話題になっています。「小さなお子様をお連れの親御様へ」と題したメッセージ。内容についてネット上では「当然のこと」「ここまでの注意書きが必要とは」といった声が上がっています。神職はどんな思いで書いたのか？　

話を聞きました。






出典：http://blog.livedoor.jp/
京都の「宇治上神社」


A4サイズの1枚の紙

　神社建築では日本最古の本殿がある宇治上神社。お守りなどが並んでいる棚のあたりに、神社の説明文などとともにA4サイズの紙が置いてあります。そこには、こう描かれています。

　「ここは神社です。皆様が心を静めてお参りをされる場所です。テーマパークでもファミリーレストランでもありません。サービス業ではないのです。『お客様は神様』の自論は通用しません。
本当の神様は目の前においでです。当然、不敬な行動は叱ります。親御さんがお子様をしっかり御監督なさって下さい。お子様を叱るのは、親の責任ですし、親が不行き届きで、周りの人に叱っていただいたなら、逆切れではなく、『ありがとうございます』です。
自分本位な考えの大人になられないように、正しい教育で共にお子様の健やかなる成長を見守りましょう」


ネット上の反応は

この貼り紙に対して、ネット上では以下のような声が上がっています。

　「まったくもってその通り」

　「全参拝者が読むべき」

　「当たり前のことを掲示しなければいけない悲しさ」

　「神社にこんな貼り紙がしてあるって本来異常なことだよね」

　「神社だけでなくサービス業の店員であっても注意すべきだと思う」


書いた神職に聞きました








　この貼り紙、どんな思いで書かれたものなのか？　神職の片岡剛さんに話を聞きました。

　――書いたきっかけを教えてください

　「世界遺産になってから参拝者も増えています。そんな中、私たちが子どもを注意すると、逆にその親から苦情を言われるケースが増えてきたためです。他の参拝者のためにも、守っていただきたい一般的なことを書きました」　


――どんな思いを込めたのでしょうか

　「子どもの頃にやりたいことをやって、そのまま大きくなったら大変なことになりかねません。子どものうちに、しっかりと親や周囲の大人が教えることが必要だということが伝わればと思っています」


　――文字の色やフォントを変えたり、「お客様は神様」という表現を引き合いに出したり、工夫されていますね　

「当たり前のことを当たり前に書いても読んでもらえないと思ったからです。気にとめてもらえないし、堅い内容だと読むのがしんどくなりますから。ただ、この紙は神社の紹介文などと一緒に置いてあるもので、大々的に訴えているわけではありません」


　――「神社に限らず、世間一般に当てはまる指摘だ」といった声もあります

　「子どもたちは宝です。健全に育つように周りの大人が見守っていける、そんな社会であったらいいなと思います」



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本当にそう思います。当たり前の事だと思います。

食事する場所でも大声で騒ぐ子供を野放しにする親など、本当に許せません。

子供を叱るのは親の務めです。子供が悪い事をしたら親の教育の責任なのです。

この事が判らない大人が多くなったのだと思います。責任を放棄した大人は最早子供。この「大きな子供」を育てた親がダメだったのでしょうね。いつもそう思う事が多いです。
そうではない大人の方が殆どです。ちゃんとこの親の責任を自覚している方も沢山います。

しかしこの張り紙に書かれているような親の責任を分からない親も多いのが現実です。
子供は親の行いを見て育ちます。叱られないのは良い事だと理解してしまいます。だから「叱る」のです。

叱る事をもっと責任持って行うよう、沢山の自覚の無い「大きな子供」に言いたいです。

もっと自分が楽しむ事ばかり考えて居ないで、自分の子供の事を真剣に考えて見ていることをしなければいけないのです。何も難しい事はないです。愛してあげれば良いのです。
ちゃんといつも見ていて真剣に考えてあげて接してあげて。見ているからこそ子供が間違った事をしていれば叱る事が出来るのです。つまりこれが出来ていないのは自分のことしか考えていないのです。

そうすれば自然に子供も自分がちゃんと親に見ていて貰える事を理解して頑張って行こうと思うのです。ちゃんと見ていてくれるから、正しい事をしようと頑張れるのです。

だからちゃんと子供達の事を見ていてあげて欲しいのです。そうすれば子供はちゃんと分かってくれますから。

この親になった「大きな子供」はもっと自覚を持たなければいけません。












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