SSブログ

中国当局、報道とネットでの政府批判を厳しく統制 大気汚染が体制揺るがすと危機感-海外旅行自力旅 [海外情報・ニュース・世界情勢など]

1.png
大気汚染が続く北京で、マスクを着けて外出する人たち=10日(共同)


 北京で最も深刻な大気汚染警報「赤色」が発令された7~10日、中国当局は報道やインターネットを厳しく統制・規制し、政府への批判を抑え込んだ。背景には、汚染改善の有効策を打ち出せない中、健康被害を不安視する市民の不満が拡大、体制を揺るがす事態に発展することへの危機感がある。







Image.png
出典:http://www.sankei.com/


 「大気汚染の悪化抑制に貢献してくれた全市民に感謝します」。北京市政府は10日、市民に向けた「感謝状」を発表した。だが、短文投稿サイト「微博」上では「感謝はいらない。(市長は)首を差し出せ」などと政府の対応を批判する書き込みが殺到、当局に次々と削除された。

 北京では8日から、赤色警報に基づき、厳しい車両規制や工場の稼働停止などの措置が取られた。しかし、8~9日は市全域がスモッグに覆われ目立った効果はなかった。10日に青空になったのも、市内に冷気が流れ込む「自然現象」のおかげだった。(共同)


ついにWHO基準値の80倍に ネットには怒りと絶望の声 「結局は風まかせかよ…」

3.png
スモッグに覆われた1日の北京・天安門(上)と、冷気が流入して晴れ渡った2日の天安門(下)=ロイター
出典:http://www.sankei.com/


 11月末から中国の首都北京を覆い尽くした今冬最悪の大気汚染は12月初め、微小粒子状物質「PM2・5」の濃度が一部地域で1立方メートル当たり1000マイクログラム近くに達した。2日には上空に流れ込んだ冷気の影響でスモッグは解消されたが、中国のネットユーザーからは「政府ではなく風が頼り」「雨乞いならぬ“風乞い”が必要」との皮肉が聞かれた。一方、指導者層や富裕層の居住地も容赦なく襲う大気汚染については「平等をもたらす存在」と歓迎(?)する声もある。(西見由章)


「安全基準の80倍」

 11月27日から5日間続いた北京の深刻な大気汚染。あるネットユーザーは12月1日、PM2・5の携帯型測定器で1立方メートル当たり2000マイクログラムに達したことを伝えた。事実であれば世界保健機関(WHO)が推奨する安全値の約80倍にあたる数値だ。法制晩報(電子版)は「携帯型測定器は誤差が多く正確性に乏しい」とする専門家のコメントを引用して間接的にこの情報を否定したが、ネットユーザーからは「専門家の話こそもっと不正確だ」などと反発が起こった。

 「専門家がみな“権力の犬”であることは皆知っている。適当なことばかり言いやがって」

「(ここまで汚染がひどければ)2000も500も大差ないだろ」との絶望的な書き込みには「肺がんになるか、急死するかの違いだ」との“解説”が寄せられた。


出なかった警報

  専門家や政府への不信という点では、北京市が大気汚染警報のうち最も重い1級(赤色)警報を発令しなかったことへの批判も相次いだ。中国政府の規定による と大気汚染の程度と継続時間に応じて4段階の警報がある。赤色警報は重大な大気汚染が3日以上継続すると見込まれる場合に発令され、小中高校の臨時休校や 企業活動の制限などが実施される。北京では重大汚染が5日間継続したにも関わらず、2級(オレンジ色)警報どまりだった。

 一部メディアは「北京市の判断は誤りだったのではないか」と責任を追及する記事をネット上に掲載したが、その後、記事は削除されてしまった。

 「気温の予報が40度を絶対超えないのと同じで、見せかけだけの規定さ。みんなわかっていることだ」。公式数値上の気温が休校や休業などの措置が必要となる40度を超えて発表されることはない。これは中国国内に広く伝わる“都市伝説”だ。

 「赤色警報の発令はこの都市が麻痺寸前であることを意味する。1日すべての生産が止まり経済損失はあまりに大きい」

「まだ赤色警報を出さないのか。祖国の花(児童)を死地に追いやるのか」







政府を褒め殺し

 冷気の流入という自然現象によってようやく北京に青空が戻ったことも、結果的に「風まかせ」との政府批判を招いた。
 「結局風だのみか。政府の環境部門は何やってるんだ」

 「『西北風を飲む』(冬に吹く冷たい風を飲む=すきっ腹を抱える)という言い回しがあるが、今となっては風は生きるために必要だ」

 「環境部門の担当者は今頃たばこを吸いながらこうつぶやいているだろう。『よし、いい風だ。実際、風に頼るしかないんだ…』」

 「かつては雨乞いをしたが、今は“風乞い”が必要だ」

 「スモッグを消す妙計がある。祭壇を設置して諸葛孔明に風を起こしてもらうことだ」と三国志演義を持ち出すユーザーもいれば、「冷気こそ人民の救世主」とかつての毛沢東をたたえる言い回しを引用する人もおり、さすが歴史好きな国民性というべきか。


大気汚染は公平

 「天気という手段を利用した重大汚染に対する一時的勝利」と共産党独特の堅い言い回しのパロディーもある。

 「天に頼って生活している農民の心境が今ようやくわかった!」

 「政府の甚だしい無作為だ、責任追及を」というストレートな批判もあれが、削除される可能性もあるので“褒め殺し”は中国のネット上で求められる技量の一つだ。

 「上級幹部の賢明な指導の下、環境保全部門はまたも大気汚染に打ち勝った。福音をもたらして頂き、各地の人民は目に熱い涙を浮かべて感謝します」

 「北京は中国でもっとも住みやすい都市だ!!!」

 「この汚染でみな65歳以上は生きられないだろう。これで年金問題も解決だ」

 習近平国家主席にからんだ発言は特に厳しく検閲されるが、比喩的な表現で逃れる術をネットユーザーは駆使している。「親分(習主席)が家(北京)にいないので、(政府は)大気汚染などどうでもよくなるのだ」

 中国政府直属の研究機関「中国科学院」など頭脳エリートたちも批判にさらされている。「中科院はあれだけ多くの国宝級の学者がいて、北京大、清華大にはあれだけ多くの優秀な博士がいるだろう。頭を働かせて解決策を考えろ」

 貧富の格差が広がる中国において、貧富や権力の有無に関係なく災いをもたらすスモッグは負の「平等の象徴」だ。

 「改革開放の成果は平等に得られなかったが、大気汚染は人々にとって平等だ」

 「大気汚染は公平だ。首都にいる人間はみな被害者。預金額や所有不動産、戸籍で差別されることはない」

 ところが深刻な大気汚染を受けて、北京の「某学校」がドーム形屋内運動施設を建設したことが報じられると、「空気さえも不平等になってしまった」とネット民たちの反発を招いてしまった。

 「指導者の子供たちの学校」

 「生徒はみな王侯貴族の子弟だ」


だれの責任?

 深刻な大気汚染を目の当たりにして、中国のこれまでの経済成長一辺倒の路線を反省する声もある。ただ汚染の深刻化の背景には複合的な要因があり、明確な対策を取れないもどかしさをユーザーたちは抱えているようだ。

 「金があれば誰でも自動車を変えるようになったのが今の北京の大気汚染の元凶だ。一体誰の責任だ?」

 「金銭を追求した結果であり、得るところがあれば失うところもある」と達観する意見もあるが、「子供や老人への影響は極めて大きい。今後は肺病患者の割合が増える。誰が責任をとるんだ?」と危機感を持っている人のほうが多いようだ。

 「北京はすでに人類の居住に適した地ではないんだ。仙人が住む仙境になっている」

 大気汚染の原因をめぐってはユーザー同士の地域間論争も巻き起こっている。北京のユーザーが「河北省や山東省には環境基準に達していない工場が無 数にある。これが汚染の根源だ」と指摘すると、「山東が北京の大気と何の関係があるんだ。冬に東南からの風が吹いているのか?」

「主な原因は(首都圏の) 自動車だ。この10年間で自動車の数は相当増えたが、工場の数はそれほど増えてない。倒産したところも多い」とツッコミが寄せられた。

 「冬の集中暖房が元凶」、「いやいやガソリンの品質の問題だ。東京やロサンゼルスはもっと車が多いけど、こんなスモッグはないぞ」。結局結論が出ないのは、国がまだ大気汚染の“主犯”を特定できていないせいか。


◆ ◆ ◆


先日も●『TPPで中国経済に逆風か アジア開銀報告書で明らかに! 北京市 大気汚染警戒レベル「赤色」』でもお伝えしましたが、中国の公害は深刻です。大気汚染も先日の工場爆発でもその後どうなってるのか全く悪い情報は隠し通すのが共産圏です。それで病気や死人が出ても絶対に情報は公開されないでしょう。金に物を言わせて被害者を黙らせるだけです。
何年か前の高速鉄道の事故の時と思い出せば想像できると思います。夜中に来て埋まってる被害者ごと鉄道も埋めて隠そうとしていましたものね。被害者も鉄橋から落ちて列車も粉々なのに「死傷者が一桁」みたいな報道をして市民から抗議を受けていた事を思い出します。
しかし、それでも抗議を続ける死傷者の家族が居ると、早い者勝ちで「今、死んだ家族の賠償を望むなら〇〇元を払うが、まだ文句を言うなら保障はしないが……」などと被害者の家族を黙らせて数日後には誰も抗議をしない状況だったのを思い出します。

今回も、報道やネットの批判を統制・規制して押さえ込む事に躍起の中国。

人民に日本を悪者にしたプロパガンダデ嘘の歴史を教え込み中国批判をさせないようにして、ある事ない事嘘ばかりの報道と歴史館を作り続ける国=中国。

この国が他国侵略に乗り出している現在。日本を悪者にして国連を使い欧州を味方につけ、戦争を仕掛けようと
しているのは火を見るよりも明らかな今日。
日本は外交や世界戦力に相当な覚悟を持って望まなければなりません。

現体制の外交部門を来年度から増員すると言っていますが、今の3倍にしても足りないくらいだと思います。

専門部隊を敷き、もっと中韓の攻撃的反日行動を監視して、世界でロビー活動を強化推進する非梅雨があります。
のんびりとしてみているだけでは先の謀略で第二次世界大戦に引きずり出されたような真似をする事になります。今度はあのような轍を踏まないようにしなければなりません。もっとがんばろう!日本!!

プロパガンダ(propaganda)とは、特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称です。特に、政治的意図をもつ宣伝活動をさすことが多いですが、ある決まった考えや思想・主義あるいは宗教的教義などを、一方的に喧伝(けんでん)するようなものや、刷り込もうとするような宣伝活動などをさします。要するに情報による大衆操作・世論喚起と考えてよく、国際情報化社会においては必然的にあらわれるものです。今日その方法は、必ずしも押しつけがましいものではなくなり、戦略化し巧妙なものとなってきています)

※体調が悪く医者に行く為、本日より土日モードになりますのですみません。来週の月曜より通常運転に戻れれば幸いと思います。また来週宜しくお願いします。










楽天で買い物するなら年会費無料の楽天カードを先に入ると ポイントで買えるのでお得だと思うので。詳細はこちらから ↓ ↓


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。