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「非常に大きな一歩」「こんなに感動したことはない」 関係者が種子島で記者会見-海外旅行自力旅 [海外情報・ニュース・世界情勢など]

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カナダの通信会社の衛星を搭載し、打ち上げられる改良型H2Aロケット29号機=24日午後3時50分、鹿児島県の種子島宇宙センター
出典:http://www.sankei.com/


 H2Aロケット29号機が初の商業衛星打ち上げに成功したことを受け、三菱重工業や宇宙航空研究開発機構(JAXA)、政府の関係者らが24日夜、種子島宇宙センターで記者会見した。主な発言は次の通り。






 阿部直彦・三菱重工業宇宙事業部長

 「初めての海外商業衛星を無事に打ち上げることができ大変、安堵している。成功は非常に大きな一歩。(打ち上げを受注した)テレサット社は世界でビッグフォーと呼ばれる衛星オペレーター大手で、(衛星を製造した)エアバス社も世界の市場でメジャー。H2Aはグローバルスタンダードに対応できることを世界に示した。(改良型によるH2Aの)高度化なくして市場に入っていけなかったが、今回できたことで、いま進めている商談の非常に大きな追い風になった。H2Aの信頼性は世界のトップクラス。あとは価格だ。今の為替レートなら何とか戦っていける」
 奥村直樹・JAXA理事長

 「打ち上げの安全管理業務を果たせた。皆様から温かいご支援をいただき、御礼申し上げる。新しい技術の実証を行う機会でもあったが、当初の目的を果たした。(改良型H2Aは)静止衛星が持っている燃料をより本来の衛星機能の役割に使える。衛星打ち上げ市場で必須の技術と考えている。今後も衛星に優しい技術を開発し、将来の市場参入の加速を応援していきたい」


 冨岡勉・文部科学副大臣

 「確実な打ち上げによる高い信頼性と高度化技術で商業衛星の打ち上げに新たな1ページを開いた。JAXAは国際競争力の強化を目指し、次世代機H3の開発をチームジャパンとして行う。文科省として今後も宇宙開発利用を支える基幹ロケットの開発に向けて全力を注入していきたい」

 酒井庸行・内閣府政務官 「初めてロケットの打ち上げを見た。カウントダウンのときには震えた。最近、こんなに感動を覚えたことはない。ロケット技術が新たな一歩を踏み出した。宇宙基本計画をどんどん前に進めていきたい」

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出典:http://www.sankei.com/







 黄川田仁志・外務政務官

 「今回の打ち上げは、初めて海外の衛星を受注して打ち上げ輸送サービスを実施したことで、新たな宇宙市場を切り開く記念すべき打ち上げ。衛星が大型なため、固体ロケットブースターを4基つけた機体で、迫力があった。大きな地響きのもと、ロケットが青空を切り裂いていく姿は、これから日本が国際宇宙市場に打って出ていく象徴的な場面だった。今日の日を忘れずに突き進んでいってほしい。外交日程を活用したトップセールスなどを積極的に行い、市場開拓に貢献していきたい」

 二村幸基・三菱重工業執行役員フェロー

 「(昨日は落雷の恐れがあり、今日は警戒区域内に船舶が侵入したことについて)ハラハラしたというのが正直なところ。普段からリハーサル、トレーニングをしており、結果的にはさほど焦ることもなく作業を進められた。約束した日に打ち上げることをモットーに頑張っているが、今回のようなハプニングが発生しても打ち上げられたのは評価いただけるのでは。われわれが提示する価格は決して有利ではないと思うが、総合力で売り込んでいく。H2Aは地道にコストを削減し、H3で抜本的削減を期待している」
 松下新平・総務副大臣

 「世界の宇宙産業の8割が通信と放送。通信放送衛星の打ち上げ成功により今後、日本が海外に大きく売り出すチャンスをいただいた。海外からの受注促進に向け頑張っていきたい。国際競争力の強化につながる衛星開発の取り組みを進めていきたい」


 星野剛士・経済産業政務官

 「長らく科学技術に特化して宇宙開発が続いてきたが、本来は科学技術と産業は表裏一体で進めていくべきだ。海外から受注する上で、規制緩和も大切と痛感した。経産省としてもしっかりと宇宙ビジネスの環境整備を進めていきたい」



■ ■ ■


日本国産ロケットのH2Aが初の商用衛星を打ち上げに成功した事は素晴らしい一歩だと思います。

それは今までは日本の衛星を上げる事で行っていた事実上の日本の利益には実績だけでしたが、今度は他国の目的の衛星打ち上げで対価を受け取る事に成功したと言う事です。つまりお金になったっと言う事です。

これにより他国で行う予定の宇宙事業を日本でも受注出来るかも知れなくなったと言うことです。今回はその信用が確立した事を意味しています。ま、2度3度重ねなければ実績とは呼べませんが(笑)。

しかし、その事業に参加出来る事はこの事業での日本の国益に繋がるかも知れません。

但し、この成功によって日本を警戒する他国の事業者も居るのも事実。
この事業は相当な営業合戦や接待も絡む内容でしょうから(受注できればそれこそ相当な利益が想像出来ますから)、これからは日本のその誠実な姿勢とは別にいかに海外のなりふり構わない営業方法と対抗できるかが焦点になりそうです。

世界は広く様々です。綺麗ごとだけではやってはいけないので、そこを日本人のモラルがどこまで折り合いを付けられるかが焦点になりますね。海外のそこら辺のモラルの低さは半端ないでしょうからね^^;(笑)。



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出典:http://www.sankei.com/










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