海外旅行自力旅。国連の昼食会合で国連会議出席者に「ごみ」提供？！ 食べものの無駄訴えるシェフの狙いは

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国連の昼食会合で「ごみ」提供、食べものの無駄訴え

国連会議で驚くべき昼食が提供された。

高級料理に慣れている世界の指導者たちは27日、国連本部での昼食の時間を迎えたとき驚くべき料理を目の前にする事になった。それは──ごみだという。








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世界の首脳らはこの日、仏パリ（Paris）で12月に開催予定の国連気候変動会議（COP21）に向けた話し合いを行っていた。

昼食を担当した料理人たちの中料理人のダン・バーバー氏達は、現代人の多くの食生活にみられる多大なる無駄が、世界的な気候変動に大きな影響を与えていることへの再確認につながることと考え、本来なら廃棄処分されるはずだった材料のみを使って料理を完成させたという。

国連本部で提供されたのは、野菜類の絞りかすを原料とするベジタブルバーガーなど。果汁などを抽出する調理法では通常、果肉の大部分が無駄になってしまう。

バーガーに添えられたのは、でんぷん状のトウモロコシから作られた「コーンフライ」だ。

米国には、計約3600万ヘクタールのトウモロコシ畑があり、収穫物の大半は、動物の飼料やバイオ燃料として使用されている。
　このメニューは、米ニューヨーク（New York）のレストラン「Blue Hill」の共同経営者で、著名な料理人のダン・バーバー（Dan Barber）氏が、米ホワイトハウス（White House）の元アシスタントシェフ、サム・カス（Sam Kass）氏とともに考案した。

　バーバー氏はAFPに対し、「典型的なアメリカ料理だが考え方を変えてみた。ビーフではなく、牛の餌となるトウモロコシを食べるんだ」と述べ、「通常なら捨ててしまうものから、本当に美味しいものを作り出すことへの挑戦」と語っている。
　国連の統計によると、世界の農業用地約28％で生産されている農産物は、活用されず、単に無駄になっているという。この損失は、気候変動の要因となる炭素約33億トンの排出に相当し、排出量としては、国家として最大の中国と米国に続くものだ。

　バーバー氏は、今回の昼食会のようなイベントを通じて、食文化が徐々に変わっていくことを期待しているとしながら「長期的な目標は、残飯から食事を作らないようにする（作ることができなくなる）ことだ」とコメントしている。【翻訳編集】 AFPBB News

神に収穫を感謝する感謝祭（Thanksgiving Day）の祝日を今月27日に控えた米国で、大量の食品を無駄にする習慣を見直そうとの動きが高まりを見せている。

米環境保護局（US Environmental Protection Agency、EPA）が21日に発表したところによると、米国では年間およそ3400万トンの食品が廃棄されている。これは国内で生産・収穫・購入された食品の21％に相当し、金額では13億ドル（約1530億円）になるという。一方、米国では現在、6人に1人が飢えに直面している。（2014年11月現在）

EPAのマティ・スタニスラウス（Mathy Stanislaus）長官補は報道陣に対し、「環境保護のため個人と企業にできることがある」と発言。無駄にする食品を減らすことで、一般的な4人家族の世帯で年間1600ドル（約19万円）を節約することも可能だと指摘した。


この試みを昨年の11月に行った料理人の方も言っていますが、食材の無駄をなくす事が地球環境に大きな影響を与える事が各国に首脳達に響いたかと思います。

無駄というか、年間何百トンという食材の廃棄など飢えて無くなる方も同時に居る現実を、共に話し合って欲しい物です。

彼らの尊い思いのこもった試みが各国の代表の胸に届く事を切に願います。

タグ：ダン・バーバー （Dan Barber） 料理人 米ニューヨーク（New York） レストラン Blue Hill 共同経営者 コーンフライ 野菜類の絞りかす ベジタブルバーガー 国連気候変動会議 （COP21） 気候変動 大きな影響