海外旅行自力旅情報。史上最悪規模の事故！ サウジアラビア大巡礼「ハッジ」の将棋倒しで圧死。死者数７１７人に

出典：http://www.afpbb.com



イスラム教の聖地メッカ（Mecca)近郊で大巡礼「ハッジ(Hajj)」が行われてるサウジアラビアで起こった将棋倒し事故で、同国の民間防衛局は死者が少なくとも717人、負傷者が863人となったと発表した模様です。









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メッカでは、今月11日に建設用のクレーンが倒壊する事故で109人が犠牲になったばかり。
メッカから5キロ離れたミナで起きた将棋倒しは毎年行われるハッジで過去に起きた事故の中で最悪規模の事故となったという。

民間防衛局などによるとミナの将棋倒しは悪魔に投石する儀式が行われていた午前9時ごろに（日本時間午前3時）起きた。
内務省報道官は、ミナの道路2本が交わる交差点で「多数の巡礼者が同時に動いていた」際に将棋倒しが起きたと説明。死者が多数の上った要因として「猛暑と巡礼者の疲労」を指摘した。同日のミナの気温は46度に達していたといいます。

現場には遺体が重なって山をなしており、担架に乗せられた遺体の長い列ができ白いシーツの下から腕などが突き出してる遺体もあったという。
民間防衛局は死者数の集計作業は現在も進行中で正確な数字はまだ発表されるに至っていないようです。

これに対しサウジアラビアのハリド・ファリフ保健相はニュースの取材で「巡礼者の多くが定められた時間を守らず移動していた」「もし指示に従っていればこのような自己は回避できた筈だ」と語り巡礼者らを批判した模様。

国営サウジ通信は、サルマン・ビン・アブドルアジズ国王が、ハッジ運営の計画の見直しを命令したと伝えている。

ハッジには世界各地から200万人近くが参加するという。毎年恒例で行われる行事のうちでも世界最大規模とされる儀式。
2006年1月には同じく投石の儀式の最中に起きた将棋倒しで364人が死亡する事故が発生。
また1990年にはミナのトンネル内で起きた将棋倒しで、アジアからの巡礼者を主とする1426人が死亡しているという。




【ハッジ】

イスラム世界におけるメッカへの巡礼の事。五行の1つという。
ヒジュラ暦第十二月であるズー＝ル＝ヒャッジ月（巡礼月）の８日から10日の時期を中心にメッカとその周辺地域で行われる一連の諸儀礼から構成されるもの。
特にズー＝ル＝ヒャッジ月以外でのメッカ巡礼をさすウムラ（小巡礼）区別して「大巡礼」とも呼ばれる。

すべてのムスリム（イスラーム教徒）にとって、少なくとも人生のうちに1回はメッカ巡礼が義務付けられている。
但し、全てのムスリムに課せられる他の四行（信仰告白（シャハーダ）、礼拝（サラー）、喜捨（ザカート）、断食（サウム））と異なり、巡礼を実行出来るだけの体力と財力のある者のみが行えば良いものとされている。
巡礼期間中にハッジを済ませた者はハーッジュあるいはハーッジーという尊称を得てムスリムの社会で尊敬を受ける。


24日に起きたこの事故が報じられるまで、私はこのサウジアラビアのメッカで行われる「ハッジ」という大巡礼の儀式の事を全く知りませんでした。

ハッジに参加するのは命がけかも知れませんが、イスラム教の方がこれほど多くいらっしゃる事。また巡礼について、これほど多くの方がメッカに向かうのだとは知りませんでした。


まだまだ世界では沢山の知らない事が有るものだと、改めて考えるものでした。


一生に一度はメッカの場所も見に行きたいと思う出来事でした。




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